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- 突然の激痛!痛風発作がきたらどうしたらいい?
朝目が覚めて布団の中から出ようとしたら、突然足の親指に締めつけられるような痛みが走った!こんな経験をしたあなたは「痛風発作」に襲われたのかもしれません。
痛風発作の痛みはそれはもう強烈で、大人でも我慢することは難しいです。足がつるのと痛風は別物ですが、痛風の衝撃でつることもあるのだとか。「万力で締めつけられるよう」と形容されることもあるほどの痛みなのです。
痛風発作は足の親指の付け根に起こることが多いですが、かかとやくるぶし、足の甲、アキレス腱、膝といった様々な箇所でみられます。
時には手首の関節が痛むこともあるようです! |
痛風発作は夜中から明け方にかけて起こりやすいです。特に、何も思い当たることがないのに夜中急に足が痛み出したりした場合、痛風発作の可能性があります。
なぜ夜中に痛風発作の症状が出やすいのかについては、就寝中は血圧や体温が下がること、それによって血液の循環が悪くなることが挙げられます。
尿酸値が高く、高尿酸血症になってしまっている人は、血液中に尿酸が溶け込めなくなります。これが尿酸ナトリウム、つまり尿酸結晶になるんです。血圧や体温の低下、血液の循環が悪くなれば尿酸結晶ができやすくなり、関節に溜まることも多くなります。そのため、夏期よりも気温が下がる冬期の方が痛風発作が起こりやすく悪化もさせやすいので注意が必要です。
痛風発作が起こってしまった場合、痛みは2週間以上続くこともあります。痛み始めると最初の2~3時間で患部が赤く腫れて熱を帯び、痛みで靴が履けなかったり、靴下を履くことすらできなくなります。
ただ、この痛みは何の処置もしなくても軽症なら3日程度で和らぎますし、通常10日~2週間もすると徐々におさまって消えていきます。しかしここで痛みがおさまったからといって何も対処せずにいると、必ずまた同じ痛みに苦しむことになります!
そこで、痛風発作が起こったらどんな処置をすれば良いのかをお話します。まずはビニール袋に氷を入れたり、冷やしておいた保冷剤などを使って患部を冷やしましょう。そして冷やしたまま、患部を心臓よりも高い位置に上げておきます。
ここで重要なのは患部にできる限り触らないことです!! |
血行が悪くなって痛風発作が起こっているのだから、マッサージなどで患部の血行を良くしよう、と思う気持ちはわかります。ですが痛みがあるうちに血行を良くすると、発作の痛みまで増加させてしまうので控えておきましょう。痛みを和らげるには上に書いた患部を冷やす方法のほかに、常温の水を飲んだり、市販の鎮痛剤を服用することがおすすめです。ただしアスピリンなどのサルチル酸を含んだ薬は症状悪化につながるため、成分に注意してください。
応急処置をしたら、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。放置しておくとどんどん悪化して、いずれはさらにひどい痛みに悩まされることになってしまうので、油断は禁物です。