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- プリン体だけが悪いわけじゃない!?尿酸値を上げてしまう原因とは?
- プリン体0のビールの本当の話
自分が痛風になると、テレビやインターネットなどで、「○○という食べ物が痛風に良い!」「○○は痛風リスクを下げる!」といった情報が気になって目につくようになりますが、いったい何がホントで何がウソなのか?よく聞くいくつかの食品について調べてみました。
お茶の利尿作用で尿酸が体外に排出されると言われますが、お茶の摂取量と尿酸値には関連性がないという研究結果が出ています。
果物の糖分は痛風のリスクをアップするので果糖が多めのリンゴやオレンジ、また加工された果物のジュースなどはNG。ただし、柑橘系の果物は尿をアルカリ性に傾ける作用があるため痛風のリスクを下げる可能性アリ。
コーヒーを多く飲むと痛風のリスクが下がるという研究結果が出ています。ただしはっきりとした効果が表れるのは1日4杯以上飲む人(4〜5杯で痛風リスクが0.6倍、6杯以上で0.4倍に)。1日1杯程度ではあまり効果はありません。
アメリカでは古くから尿酸値を下げる果物として有名。アントシアニンというポリフェノールが有効成分で、痛風リスクが35%減少したという研究結果が出ています。
PA-3乳酸菌入りヨーグルトはプリン体を腸から吸収されにくい形に分解し、尿酸値を下げる効果が出たという研究結果があります。
では、「これが痛風には良くない!」「痛風予備軍に絶対NGな食べ物!」と言われる食べ物についての調査結果をお知らせします。
納豆はプリン体を多く含むので避けるべき、とよく言われますが、実際には1パック40gに含まれるプリン体は45.6mgで特に多くないですし、根拠はありません。
近年の新しい研究で、食べ物からプリン体を摂取しても尿酸値にはあまり影響が出ないことがわかっています。特に野菜に含まれるプリン体は摂取しても痛風リスクに影響はないとの研究結果が出ています。
痛風の人はアルコールを避けるべきと言われますが、ワインにはポリフェノールが含まれるため、尿酸値上昇に関連性が無いというデータがあります。
砂糖が入っているソフトドリンクは痛風に良くないと言われますが、1日1本飲むと痛風リスクは1.5倍、2本で1.9倍になるというデータがあります。
アルコールは体内の尿酸の生成を促進し、尿酸の排出も抑制してしまうという研究結果があります。特にビールはプリン体が高く、アルコールによってプリン体の代謝が促進された状態で摂取すると尿酸値に悪影響を及ぼします。
痛風リスクを軽減してくれるメニューを意識することはもちろん、それに加えて尿酸値を下げる栄養素をサプリメントで摂取することもできます。
尿酸値降下作用を持つ栄養素と言えば「アンセリン」。尿酸値が高め(6.5〜8.0mg/dL)の成人男性に1日50mgのアンセリンを摂取してもらう研究では、4週間で0.4mg/dL下がったという結果が出ています。
DHCアンセリンやサンアンセリンなど、プリン体をカットして高純度で抽出したサプリや、プリン体を摂り過ぎた日に体内で調整してくれるクリスフラボンなんかもいいですね。高純度のアンセリンに注目するなら、恵葉プレミアム。これは上記の研究で使われたアンセリンの10倍、500mgのアンセリンを1日3粒で摂取できます。
目的に合ったサプリを毎日の食事と共に取り入れれば、 痛風対策は万全です。 |