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さて尿酸値が高いなんていう悩みは中高年ならでは、というイメージがありますが、子どもでも尿酸値が高いことがあるんでしょうか?
それがあるんです。尿酸値が高くなる理由として生活習慣が挙げられますが、じゃあちっちゃい子どもがそんなに早く生活習慣の乱れに影響を受けるのか?と思いますよね。そうではありません。子どもの尿酸値が高い理由は、遺伝です。
遺伝的に尿酸値が高く、まだまだ子どものうちに高尿酸血症になってしまうということはあるようです。僕みたいなおじさんが自分で選んでやっている生活習慣に伴って尿酸値上げちゃってるのとはワケがちがって泣けてきます。
じゃあ、小学生なのに痛風なんてこともあるんでしょうか!!小学生があの恐ろしい痛みに耐えるとは・・・!と思ったら、小学生で痛風はないようです。
痛風の発作が出るメカニズムについては、こちらのページで詳しくご説明をさせて頂いていますが、簡単に言うと血液中に溶け込めなくなった尿酸が尿酸結晶と化して関節なんかに沈着、それがどんどん溜まっていくと血液中をパトロールしている白血球に発見され、異物だ!と攻撃される。これが、痛風発作がなぜあんなに痛いかメカニズムでした。
個人差があるようですが、この尿酸結晶が白血球に発見されるほど溜まるまでには、結構な時間がかかるそうです。数年〜10年くらい。だから小学生の痛風はいないんです。
しかし高校生ともなると、もし本当に小さい頃から遺伝的に高尿酸血症になっていたら、そろそろ発病してもおかしくない頃ってことになってしまいます。
高校生で痛風の発作が出ると、まだそんな子どもなのに肉も魚も制限されて、激しい運動は行えず・・・ってもうそれは高校生として青春を謳歌できないレベルです。
こんな子どもが痛風になってしまった場合、 何か彼ら向けの手立てはないもんでしょうか。 |
まず、まだ10代の子どもに尿酸降下薬を飲ませるというのはできるだけ避けたいですね。尿酸降下薬は、尿酸が上がらない身体にするための治療薬ではなく、飲んでる時だけ尿酸値を下げる薬なんです。つまりずっと飲み続けなければならない。僕らが一生飲むっていうのと、彼らが一生飲むっていうのは飲み続ける年数がとてつもなく違います。
また、まだ高校生なのに激しい運動、肉や魚を控えてしまうと、逆に身体が成長していかなくなります。そこで、高校生が痛風になってしまった場合の対処法はコレ!
中高年が中心だった病気の対処法をそのまま若い子どもにあてはめてはいけません。子どもには子どもの仕事があります。それを十分に行いながら、状況を改善すべく、あわてて薬を飲ませたりいろんなことを制限したりしないでのびのびと高校生らしい生活を送ってもらいましょう!