痛風の原因と言われる「プリン体」についてまとめました

  1. プリン体だけが悪いわけじゃない!?尿酸値を上げてしまう原因とは?
プリン体だけが悪いわけじゃない!?尿酸値を上げてしまう原因とは?

痛風の原因と言われる「プリン体」って何?

プリン体と聞くとまず、ビールや食品に含まれるっていうアレでしょ?と思うんじゃないでしょうか。痛風の人はプリン体の摂り過ぎに気を付けなきゃいけないから、プリン体が少ない食品は・・・とまず各食品のプリン体含有量を調べたりするもんです。でもその前に、このあらゆる食品にほとんど含まれるプリン体、そもそも人間の身体の中にたくさんあるんです。

痛風の原因と言われる「プリン体」って何?

プリン体というのは、細胞の核を構成する核酸(DNA・RNA)の主成分で、人間の体内に無数に存在します。筋肉が使われるときのエネルギー伝達物質の原料にもなります。実は食事で摂取するプリン体と体内で作られるプリン体の割合は2:8、体内で作られるものの方が圧倒的に多いんですね。

細胞の寿命が尽きて新しい細胞と入れ替わるときに、古い細胞の核が分解されてこのプリン体が産出されるんですが、このプリン体はその後肝臓で分解されます。この時に尿酸が作られるんです。

中性脂肪が多いとプリン体が増える

ということは、尿酸値の上昇を抑えるには、プリン体の摂取に気を付ける前に、自分の体内のプリン体に注意した方が良さそうですね。体内のプリン体が増えすぎてしまうのはどういう時なんでしょうか。

実はいちばんの原因は中性脂肪です。中性脂肪が増えると、脂肪酸を代謝したり変換したりする作業がドンと増え、その際に糖質がたくさん発生します。この糖質が体内に不必要なほど核酸を増加させてしまうんですが、この大量の核酸は分解されるときにプリン体となり、結果尿酸を大量生産する、というワケですね。

つまり、中性脂肪が高くなる脂質異常症や肥満の人は、いくらプリン体の摂取量を抑えてもあまりあるプリン体が体内で作られ、尿酸値は上がり続けるということになります。

フトシ 痛風を避けるためにブロックすべきは、肉や魚、ビールの前に、
まず自分のぷよぷよしたお腹だったってことです。

中性脂肪の合成を防ぐ食事法

戦うべきは中性脂肪、ということがわかりました。では中性脂肪を作らないようにするためにできることを考えてみましょう。中性脂肪の合成を抑えるには、血糖値が急激に上がるのを防がなければなりません。血糖値の急上昇を防ぐため効果的な方法を1つ紹介しましょう。

中性脂肪の合成を防ぐ食事法

キーになるのは炭水化物です。痩せるためには白米を食べ過ぎないようにするなんて話はもう古来から言われていることですが、これがなかなか難しいんです。おかずを食べたらご飯も食べたい。実は白米を抜かずとも、食べる順番に注意することで血糖値の上昇を抑えることができるんです。

炭水化物は吸収力が高いので、胃の中に入ると真っ先に分解・吸収されます。空っぽの胃に入ったときはなおさら吸収されまくって、血糖値急上昇へとつながります。そこで!炭水化物を簡単に吸収させないように、ほかの栄養素で壁を作ります。

目の前に、焼き魚、卵焼き、野菜サラダ、ワカメのみそ汁、白米、があるとしましょう。食べるべき順番は、

食物繊維(野菜サラダかワカメのみそ汁)
タンパク質、資質(焼き魚か卵焼き)
炭水化物(白米)

です。簡単ですね!覚えやすい!毎日の食事で、食べる順番に気を付けるだけで、中性脂肪との戦いの形勢は大きく変わってきます。今夜から試してみてください。

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