50代・60代・70代それ以上の方の尿酸値対策についてまとめています

  1. 50代・60代・70代それ以上の方
50代・60代・70代それ以上の方

60歳を過ぎると痛風の発症のリスクが下がる?

僕みたいな痛風経験者や、健康診断で高尿酸血症と言われたような人は、尿酸値が高いことにとかく怯えがちで、だんだん尿酸を仇のように思ってしまいがちです。しかし尿酸はビタミンCより強力な抗酸化物質で、体内の有害な物質を除去し活性酸素から身体を守ってくれるんです。尿酸なんて無ければいいってものではないんです。

60歳を過ぎると痛風の発症のリスクが下がる?

尿酸が体内で作られるピークは20〜40代なので、それを過ぎると尿酸のありがたみを享受できる機会が減ってしまう一方で、尿酸値高騰に怯えることもなくなります。一般的に60歳を過ぎる頃には高尿酸血症になるリスクは激減し、すでに痛風を患っていた人もこの頃から発作が減ります。

とは言っても、60歳を超えても毎晩ビールを大量に飲み、暴飲暴食が出来るほど元気な人は依然として尿酸値が高く、同時に痛風のリスクも高いので、個人差があることをお忘れなく。

「偽痛風」を知っていますか?

さて、50代後半から60代、70代では痛風のリスクが減ってくると同時に、偽痛風の危険性が迫って来ます。偽痛風と言うからには痛風ではないんですが、関節部分にある軟骨でピロリン酸カルシウムが結晶化することで痛みを発症し、発熱するという、痛風に酷似した症状を伴うものです。

「偽痛風」を知っていますか?

似たような症状が30代40代の女性にも見られることがあるんですが、この年代の女性は偽痛風にも痛風にもかかりにくいので、こういった症状が出た場合は免疫不全症からくる膠原病である可能性が高いようです。

さて偽痛風の話に戻りますが、50代後半〜70代で、健康のために毎日欠かさず散歩をする、土日には登山をするのが趣味、筋力低下のために毎晩スクワットをやっている、もう何年も継続しているヨガマスターである、などといった方も多いんじゃないでしょうか。

実はこれ、すべて偽痛風の呼び水になりかねないんです。ある程度の年齢を超えると、局部を極端に鍛えるのは避けなければなりません。

関節にほとんど負担をかけずに行える運動と言えば、水中で行うウォーキングです。

それぞれの年齢に合わせた運動をしてこそ効果が望めるというもの。
是非お試しください。
フトシ

アキレス腱に痛風?

痛風というのは、尿酸結晶が関節に溜まるものでしたよね。発作が起こる部位でいちばん多いのは足、それも親指の付け根の関節です。初めての痛風はほぼ例外なくここに起こります。

アキレス腱に痛風?

最初の数回は同じ場所で起こることが多く、発作の回数を重ねるにつれ、だんだんほかの場所にも出て来ます。足の甲、くるぶし、膝なんかですね。上半身では手の指の関節やひじ、手首に発症することがあります。

ところが、何度も発作を経験するうちに突然アキレス腱が痛むことがあるんです。痛風は関節に出る、と思っているのでたいていはほかの原因を考えようとしますが、コレも立派な痛風です。痛風歴10〜15年目くらいから出て来るようです。

このアキレス腱の痛風、ほかの部位に比べてより辛いのは、歩けないこと。アキレス腱には体重がかかるので、歩こうとしただけで激痛、悲鳴です。しかも最初はアキレス腱上部で発症してだんだん下がっていくので、ほかの部位よりも発作が長引く傾向にあります。

できればこんなとこに出て欲しくないですが、一応僕たちはアキレス腱に出ることもあるってことは知っておいた方が、いざというときに慌てなくていいですね。

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